はじめまして 臨床心理シランノ室です。
「待つ」という受け身の姿勢では、友達はなかなかできないと思います。積極的に動き何かをすることです。
ものの見方を変えることも一つの方法です。友だちを人間に限定するのでなく、「本の中の人」や「学問すること」などに変えてみるのも一つの方法です。私のクライエントで大学入学早々、近くで接する人と友達になったため、今、不登校気味になっています。その人が嫌になり、離れたくとも離れられないと苦しんでいます。合わない人と友達になるより、学問を友として、一人で生きるほうがよいこともあります。
私の場合で恐縮ですが、ずいぶん昔の話になります。長い浪人生活もあり、みんなより4年遅れて大学に入ったため、友達がいませんでした。いや、作ろうとする気もなかったようです。それで、専ら授業、読書、バイト、サークル活動に力を入れていました。
いつの間にか、バイト先で友達ができ、サークル内で友達ができました。また、学食内で、一人で、よく本を読んでいたのですが、声をかけられ友達になるなど、結構な数の友達ができていました。積極的に動き何かをすることです。受け身の姿勢ではなかなか新しいものは生れないと思います。
友人を作る秘訣は、利害や優劣や強弱を関係性の中に持ち込まないことです。
学生時代は、共に学問を志す仲間ということで対等な関係の友ができると思います。
何よりも大事なのは、あなたの思想や哲学であり人間性です。人間として何を最も大事にして生きるのか。
人間として本当に素晴らしい人は、自分を高めようと学問を続け、知識や知恵に満ちた人間、それを社会の役に立てていくような人です。
「友を得る唯一の方法は、自分が人のよき友となることである。」(エマーソン・アメリカ)
という名言があります。
よき友を作ろうと望むら、あなたが確かな人間観や哲学を持ち、「よき人間」になるように向上することです。よきライフスタイルを身につけることです。よい人間には、なんともいえない心から発するよい香りがあります。そのような人になれば、よい人が自然と周りに寄ってくることでしょう。