もう少し我慢しないといけない？家族がいやです。

Question

昨年末くらいに父親が悪性リンパ腫と診断され、抗ガン剤治療をしています。
入退院の繰り返しになるのですが、母親は毎日病室へ行っています。
私も仕事以外の日は病室に行く事にしています。
現在、私は実家暮らしで来年結婚も控えています。
兄は昨年結婚をして別で暮らしています。
私も出来る限りの家事をして、仕事に向かったり協力したりしてるのですが、母親は年始のこの時期で少し私もゆっくりしたいのですが、何にもしないだの文句を言ったり物に当たったりしています。
(年末に家での事でお墓参りや、買い物、家事をほとんど私がしたりしていて、今日もしたのですが文句など言われましま。)
父親も年末年始は退院で帰って来てるのですが、家ではわがままばかりで体力もつけないといけないのに何もせず、しんどくて辛いのはわかるのですが、自分は病人だからと態度が大きくなっていて横柄になっています。
兄は家に帰ってきて携帯をいじっては少し面倒を見るだけで、病室に居た時も家族側に相談も無しに奥さんを連れて来たりなどほとんど何もしません。
私も彼を病室に連れてきてあげたいのですが、母親に断られたりなど私のほぼ自由や意見などは通りません。
私はこれまでも我慢してきてらのですが、この状態の中でも我慢しないといけないのでしょうか。

Answer 1

はじめまして、匿名さん。
お悩みの書き込み、ありがとうございます。
だいぶつらい想いをされているようですね。

匿名さんはこれまでにも様々な我慢をして来られていると思います。
そしてそれはすべて、そういう生き方をするように強いられてきた結果であるとも言えます。
(「アダルトチルドレン」というコトバをご存知ですか？)

もう我慢をする必要はないのではないでしょうか？
匿名さんは自分自身の人生を生きて行かれるべきと考えます。

Answer 2

はじめまして　臨床心理シランの室です。

正月も過ぎ、あなたを含めご両親も落ち着かれたでしょうか…。
年末、年始はとくに気持ちが急き立てられるように忙しさを感じるようです。とくに台所を預かる主婦であるお母さんは精神的にも余裕がなかったのでしょうね。加えて夫の病気も重なり…。

人間は、置かれた境遇をどのように受け取るか、受け入れるかで気持ちも大きく変わります。環境(境遇)を受動的（受け身）に受け取るのか、能動的に受け止めるのかでは、気持ちが大きく変わるものです。家族みんなが、置かれた境遇を受動的に受け止めているように思えます。受動的、つまり他者依存的といってもよいでしょう。その受け止め方には満足や充実感はなく、不満、恨みがたまりやすくなってしまいます。

これは、何も家族問題だけに当てはまるものではなく、職場の仕事、来年からの夫婦関係にも関係する大事な生きる姿勢になります。では、能動的になるには、どうすればよいのでしょうか。

自分の置かれた境遇（環境）を家族も含めて距離を置いて、客観的に見てみることです。テレビや映画の一つの画面（シーン）のように距離を置いてみるということです。それだけで、主観的な距離の近い見方（感情的になりやすい）から脱することができ、不満感情もクールダウンすると思います。

客観的な目は、感情を冷静にします。まず、母親の置かれた立場を思いやってみます。伴侶（夫）が悪性リンパ種になった、それだけでも不安が増大していると思います。不安、イライラ、焦燥などの感情に支配され、あなたのことを思いやる気持ちの余裕はなくなっているでしょう。

あなたの父親は、悪性リンパ種に罹患しているので、不安や死への恐怖など、計り知れない感情に支配されていると思います。家で、わがまま放題になるのもやむを得ないでしょう。
もしあなたの未来の夫がそのようになったら、あなたはどのような気持ちになるでしょうか…。

お兄さんは、家を出て新しい家庭を持っていますので、両親に対してもお客さん気分になっていることと思います。
ある意味、別世帯ですから仕方のないことと思います。加えて母親は息子に甘く、娘に厳しいという傾向もありますから。

このように考えると、独身で実家にいるあなたをみんなが頼るのもやむをえないと思われます。
考え方を能動的・前向きにするには、今置かれた境遇に価値を見出すことです。実家にいるのも1年少々、両親が大変な中であるなら、「自分が両親に献身的に尽くそう」、「今最高の親孝行ができるときだ、それならば悔いの残らないように孝行しよう」と前向きにとらえれば、受け身の自分が自発能動に変わっていくと思います。

そうすれば、気持ちは楽になり、がまんするという不満の気持ちは減少し、それは感謝や満足に変わっていくでしょう。
何よりもあなたは人間的に一回り成長することと思います。